白湯とPOP

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映画「バットマン ビギンズ」いまさら感想:明暗のバランス感覚に優れた、現代のバットマン

明暗のバランス感覚に優れた、現代のバットマン

 

秋はビール派か、焼酎お湯割り派か?!いや、紹興酒でしょ!!!白湯です。

 

せっかくなので「ノーランもん」制覇してみようかなと思って、「バットマン ビギンズ」(原題:Batman Begins)今更見ました。

 

◆ストーリー

ブルース・ウェイン(「フォードVSフェラーリ」 クリスチャン・ベール)が、幼少期に両親を殺害された心の傷を乗り越えて、バットマンとしてゴッサムシティに返り咲くまでを丁寧に書いた作品です。

お決まりの、執事のアルフレッド(「キングスマンマイケル・ケイン)もいるし、ゴードン刑事(「ウィンストン・チャーチル」のゲーリー・オールドマン)もまだまだ地位が低いところからスタート。バットマンファンが欲しい要素はちゃんと網羅されてました。

 

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◆過去の映像化作品と比較すると

マイケル・キートン主演のバットマンは暗すぎ、グロすぎ。バル・キルマー主演のバットマンは、うん。。。ジョージ・クルーニー主演まで来ると、遊園地のヒーローショーみたいになっちゃって。。。バットマンの実写化って、ほんと解釈次第、監督の匙加減次第でガラッと変わる。

ダークナイト3部作、1作目である本作は、公開当時は少し地味な印象がありましたが、過去映像化されたバットマン作品の中で、一番バランスのいい作品だなと思いました。

 

言ってもゴッサムシティのお話なので、基本ダーク。でも、ハリウッドアクション映画の明るさもありましたね。

バットマンとして活躍するまでのウェインの修行のシーンで忍者登場したり、バットマンがピンチにマキビシまいたり。バットマンお得意のスーツや、車などの装備品を作る過程も、なんか新商品の開発みたいで面白かった。敢えて原作にそれほど肩入れしてないクールさが、本作の最大の持ち味だと思いました。

 

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かっこよすぎのこのポスター

◆配役の妙

ブルース・ウェインって、基本は大富豪のボンボン。上品さも必要だし、バットマンとしての渋さも必要だし、アクションヒーローとしては、割と多様さが求められるキャラクターだと思います。言わずもがな、クリスチャン・ベールは両方上手でしたね。

 

これまでのキャリアは常にカメレオン俳優全開だったので、この普通の青年を演じるクリスチャン・ベールは貴重といえば貴重でしたね。体つくり過ぎて、シャツぱっつんぱっつんだったし、大学生演じるには、マッシュルームカットだけでは隠し切れない深みがありましたけどね。

 

それから、個人的にはゴードン刑事に扮するゲーリー・オールドマンがいつ裏切るか心配でしたね。いや、最後までちゃんと正義を貫くゴードン刑事なんですけど、ゲーリー・オールドマン出てきただけで、なんかハラハラしちゃうんですよね。演技上手いってすげー副作用もある。

 

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出てくるだけで、ヒリヒリ感(勝手に)

次はいよいよ、大本命のダークナイト鑑賞。今でも人気が高い作品なので、今更やけど見るのが楽しみ。

 

<オススメ度>

1作目のレイチェルは、ケイティーホームズだったのね!!! ★☆☆☆☆

奇跡のちょい役 ケン ワタナービー ★★★☆☆

一番のピンチで執事に電話でSOS、ボンボンバットマン。。。 ★★★★★