白湯とPOP

映画「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」にわかにネタバレ感想

ただの映像化やあらへんで、グレタ監督の放つ「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」砲

 

こんにちは、サーキュレーターと扇風機は似て非なるもの、白湯です。

 

世界的に有名な物語「若草物語」を映像化した、「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語(原題:Little Women)」コロナで上映延期になりましたが、なんとか夏前に公開。

監督は女優としても活躍しているグレタ・ガーウィグ(「20センチュリー・ウーマン」)。初監督作「レディ・バード」でアカデミー賞にノミネートされた実力の持ち主、本作が監督作2本目。

 

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南北戦争で父親不在の家庭、強く優しい母(「マリッジ・ストーリー」のローラ・ダーン)に見守られ、明るく生きる四姉妹。物語は次女のジョー・マーチを中心に展開。ジョーは女性の幸せとは結婚ではなく、自分の夢の探求によるものと固く信じ、家族を支えながら自分の道を切り開こうとする。

長女のメグ(エマ・ワトソン(「サークル」)、三女ベス(エリザ・スカンレン「シャープ・オブジェクツ」)、四女エイミー(フローレンス・ピュー、あのどアップポスターで有名「ミッド・サマー」主演!)も時には仲良く、時には殴り合いの喧嘩をしながら、やがてそれぞれの人生を選択していく。

 

途中まで若草物語を忠実に映像化したように見せかけての、終盤でのアレ。さすがグレタ監督、にくい。現代を生きる人々に贈る人生応援の色も濃い。珍しく原題よりも邦題の方が作品自体にピッタリきてた映画でしたね。

 

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グレタ監督 感情表現が実に豊か

 

ジョーに切ない片思いを続けるお隣のボンボン、ローリー(「キング」のティモシー・シャラメ)の告白シーンが凄かった。「どうして告白させてくれないの」から始まりますからね。

聞いたことないわ、許可制の告白。

もうね、お互いの涙の直談判。ローリーにもジョーにも感情移入できるからこそ見えた、かみ合わない感情の切なさよ!!!

しかも、この時ローリーが着てた衣装がすげーシーンに合ってて!もはや衣装も表情!みたいな。終わったときに思わず拍手したくなる迫真白熱のいいシーンだった。

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これこれ 私的、瞬間最高衣装賞!

 

とにもかくにも惜しかったのが、四女エイミーを演じたフローレンス・ピューと長女役エマ・ワトソンのキャスティングの相性の悪さ。フローレンス・ピューは体がっちり、声低い、存在感凄い分、もはや母親級の貫禄。

エマ・ワトソンは確かにメグを好演してはいたけど、四女と並んでしまうと、あまりに全体的な線が細い。

逆に次女のジョーを演じたシアーシャ・ローナンエマ・ワトソンのキャスティングの相性は微笑ましいほどにバッチリ。

うーん、総合すると四姉妹のキャスティングの難しさを見た気がしましたね。

 

<オススメ度>

ティモシー・シャラメのド迫力飛び出し ★★★★★

ベスとミスターローレンスの友情の再現度 ★★★☆☆

おとうさん帰宅後の影の薄さ! ★★★☆☆