白湯とPOP

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Netflixドラマ「オザークへようこそ」S1感想

 麻薬資金洗浄に巻き込まれた家族の崩壊と成長

 

オザークへようこそ S1 (原題:OZARK)

 

こんにちは、銭湯大好き白湯です。

 

Netflixドラマ「オザークへようこそ」S1全10話完走。

メキシコの麻薬カルテル資金洗浄に手を染めた財務コンサルタントが、妻や二人の子供を巻き込みながら、どんどんと深みにはまっていく物語。俳優、脚本、撮影技法すべてが地味目ながらも超一流のクライムサスペンスでした。

 

4人家族それぞれが資金洗浄ビジネスのあおりをうけ、緊迫感のある日々を送る。着実に日常生活が崩壊していく中、それぞれが新たな方向で成長していく過程も必見。特に妻ウェンディ役のローラ・リニー、あっぱれの女優魂を見せつけてくれます。

 

このドラマ、クライムサスペンスの中でも異色だったのが、スピードの緩急の付け方。特に「緩」を大事にするシーンが案外続きます。侮るなかれ、平坦な道をダラダラ歩いているかと思いきや、スキー上級者コースばりの下り坂でした、なんて展開もお手の物です。

資金洗浄という馴染みのないビジネスも、回を重ねるごとに理解が進むようになっているため、数字アレルギーの方もご心配なく。

ただ、ぐろいシーンもかなり多いので、そこだけご注意。

 

騙されたと思ってぜひとも第一話の視聴を!冒頭からジェットコースター展開ですが、しっかり内容を覚えておけばどんどん伏線が回収されていきます。伏線を回収している間に絶妙にはまっていくのが、このドラマの隠れた中毒性。しびれます。